ー屋根工事のカバー工法のメリットとは?屋根材による違いも解説ー
2024.03.29
屋根の修理は、住宅の寿命を延ばし、見た目の良さを保つうえで欠かせない工事ですが、しばしば費用が高くつくことがあります。高額な費用を見て依頼をためらってしまったときに考えたいのが「カバー工法」という方法です。カバー工法は、ほかの修理手法と比較して、コストを削減できる可能性があります。
この記事では、屋根工事におけるカバー工法に焦点を当て、メリットや注意すべきポイントを詳しく解説します。
屋根工事のカバー工法とは
屋根工事にはさまざまな工法がありますが、既存の屋根材に新たな軽量屋根材を上乗せする「カバー工法」もその一つです。
たとえば、通常の住宅で見られるコロニアルやスレート屋根の上に、軽い金属製の屋根材を重ねて設置する工事が一般的です。カバー工法は、元の屋根材を撤去する必要がなく、作業時間や費用の節約につながります。
ここからは、カバー工法の手順やメリット、使用できる屋根の種類などについて深堀りしていきます。
屋根工事のカバー工法の流れ
まずはカバー工法を用いる施工の流れを解説します。
カバー工法では、はじめに既存の屋根の上に新たな防水シートを敷き詰めます。防水シートがしっかりと固定されずに隙間ができると、雨水が侵入して屋根や建物全体に損害をもたらす可能性があるため、この工程は非常に重要度が高いです。
防水シートを設置したあとは、その上に軽量の金属屋根材を被せていきます。適切に取り付けが完了すれば、カバー工法の施工は完了です。
屋根工事のカバー工法のメリット
カバー工法の最大の利点は、コストと施工期間の削減です。既存の屋根材の撤去や処分に伴う費用が不要なため、トータルでの工事費用を抑えられます。
加えて、カバー工法は屋根の防水性を高める利点もあります。もともと屋根は防水シートと屋根材が設置されていますが、カバー工法によって新しいシートと屋根材を追加すると、雨漏りのリスクをより低減可能です。
屋根工事のカバー工法の寿命
通常、金属製の屋根材は20年から30年の耐用年数が見込まれます。適切にカバー工法を施した場合、その期間は屋根をしっかりと保護できます。ただし、それほど長く頑丈な屋根を維持するためには、現状の屋根に適した屋根材の選定が欠かせません。
カバー工法の場合、既存の屋根材をそのままにして施工するため、隠れた屋根材の損傷を見逃すリスクがあります。見た目には問題がなさそうな屋根も、カバー工法を施すことで意図せず家にダメージを与えてしまう可能性があります。
そのため、施工前には屋根専門の業者による徹底した診断が重要です。屋根の状態を正確に把握し、最適な方法を選択しましょう。
カバー工法に適さない屋根材
カバー工法は、コストと時間の節約が見込めるため多くの人に好まれますが、すべての屋根に適している訳ではありません。
特に、屋根の基礎が既に損傷している場合には、カバー工法は難しく、葺き替えによって損傷した屋根材や下地の修復が必要です。
また、瓦屋根をはじめとした以下の屋根材にもカバー工法は向いていません。
・瓦屋根
・トタン屋根
・スレート(コロニアル)屋根
ここからは屋根材の種類ごとに、カバー工法との相性について説明していきます。
瓦屋根
瓦屋根は、平らではなく波打つ形状をしていることから、カバー工法には適さないとされています。カバー工法は基本的に平らな屋根材に適用される手法であり、瓦のように凹凸がある場合には向きません。
また、瓦の重量も考慮する必要があります。瓦は比較的重く、その上に新たな屋根材を重ねると建物への負担が増加します。耐震性が低下し、落下の危険性が高まるため、安全のためにカバー工法は避けましょう。
トタン屋根
金属製のトタン屋根に対してカバー工法を適用できるかどうかは、屋根の状態に依存します。
たとえば設置から数十年経過したトタン屋根は、屋根材だけでなく、下地材も老朽化している可能性が高いです。下地が損傷している状態でカバー工法を施すと、劣化がさらに進行するおそれがあるため、カバー工法よりも屋根の全面的な葺き替えが適切となります。
スレート(コロニアル)屋根
スレート(コロニアル)屋根は、原則としてカバー工法の適用が可能です。ただし、トタン屋根と同様に、屋根の下地が既に劣化している場合はカバー工法を避けるべきです。
すでに雨漏りが発生している場合は、下地の劣化が激しい可能性が高いため、カバー工法よりも下地の補修を優先しましょう。下地に問題がある場合は、屋根の表面をどれだけ保護しても根本的な解決にはなりません。葺き替えなどによって、屋根全体の耐久性を高めましょう。
専門家によるメンテナンスの重要性
カバー工法は、既存の屋根を取り除かずに施工可能なため、工期やコストを抑えられます。しかし、カバー工法は特定の条件を満たした屋根でのみ実施可能です。
屋根の下地や防水シートが既に損傷している場合にカバー工法を適用すると、住宅全体の耐久性へ悪影響をおよぼすおそれがあります。カバー工法をすると屋根材が二重になるので、その後下地をメンテナンスするとなると屋根材の撤去する手間が二倍かかってしまいます。
そのため屋根材の全体に著しい劣化が見られる場合や、下地や防水シートの損傷が考えられる場合は、葺き替えなどの方法を選択しましょう。
屋根は常に紫外線や雨風の影響を受けているため、時間の経過とともに劣化するのは避けられません。劣化の速度は、地理的条件やメンテナンスの有無などによって変わります。つまり施工を行うべきタイミングは、住宅ごとに異なり、一概には言えません。
カバー工法を考えているなら、屋根専門の業者による点検を受け、施工プランや料金を提案してもらいましょう。その際、屋根の現在の状態に応じて、カバー工法ではなく基本的な修理を勧められる可能性もあります。目先の出費を減らすために依頼を断念するのではなく、長期的な視点で依頼を検討することが大切です。
まとめ
この記事では、カバー工法を利用した屋根工事について紹介しました。
カバー工法の最大のメリットは、既存の屋根材を撤去する必要がなく、施工期間とコストを削減できる点です。ただしカバー工法を施すためには、屋根の下地が健全であり、かつ表面が比較的平らであることが条件となります。したがって、瓦屋根のような凹凸がある屋根には不向きです。
また、トタン屋根やスレート屋根でも、下地の劣化が確認された場合や、既に雨漏りが生じている場合には、カバー工法ではなく、屋根材の交換や修理を優先すべきです。
屋根工事を依頼する際は、信頼できる専門業者に屋根の現状をしっかり診てもらい、そのうえでカバー工法が適用できるかどうか相談しましょう。屋根は家を守るために非常に重要な部分なので、依頼先や工法は慎重に決めることが重要です。
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